【神鉄】1370形の現況

神戸電鉄の1352Fと1310Fとの間で編成の組替があったことは既にお知らせしましたが,この組替で外れて鈴蘭台車庫の塗装庫にいた1372-1371がゴールデンウィークには車庫内南東端の留置線,すでに編成離脱した1125号車と並ぶ位置に移動していました。
今日(2015/05/23)も同じ状況でしたが,同形式の1376×4が傍にいて,1370形が一堂に会しているのが見られました。

廃車となった?1372×2と現役1376×4

鈴蘭台車庫で一堂に会した1370形

1376×4はこれまでどおり現役ですが,1372-1371はパンタグラフが外されているなど,もう自力では走れない状態。

1370形は元々中間車1320形。そのすべてが,廃車となった2扉車先頭部を接合されて先頭車となり,神鉄最長の5両編成の先頭に前パンの堂々たる姿で走っていたこともありました。

5両編成の先頭に立っていた頃の1372×2

5両編成の先頭に立っていた頃の1372×2

その後,5両編成の消滅に伴い,増結用2連を組み合わせて最終的にワンマン対応4両固定編成となり,この過程で中間に封じ込められた先頭車が多数発生。1372号車も中間車1322号車として生まれ,先頭車になったかと思うと再び中間にと,翻弄された人生でした。

1枚目の写真の左にいる1376×4も同じ仲間,右隣にいる1125号車も先頭車として生まれましたが,最後は中間に収まった車両。世の中の動きに応じて姿を変えてきた車両たち。
1376×4はまだまだ現役を続けてくれると思いますが,役目を終えた車両たち,お疲れ様でした。