酒造りに最適な水「宮水」が湧き出ており,酒米「山田錦」の産地も近く,日本一とも言われる神戸と西宮の酒どころ「灘五郷」で,この週末から各酒蔵で蔵開きが始まったそうです。
その「灘五郷」を盛り上げようと,灘五郷酒造組合や阪神電気鉄道などにより『「灘の酒蔵」活性化プロジェクト』が昨年から始まり,そのキックオフイベントとして阪神電鉄でラッピングトレイン「Go!Go!灘五郷!」が2017年10月1日から運行されています。
阪神電鉄ラッピングトレイン「Go!Go!灘五郷!」
ラッピングされたのは阪神1000系1207Fで,西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷の酒蔵のイラストなどが描かれています。
はじめはヘッドマークがありませんでしたが,10月下旬から「灘の酒蔵」活性化プロジェクトシンボルマークのヘッドマーク(ステッカー)が掲出されています。梅田・奈良方と姫路方でベースの色が異なります。
阪神電鉄ラッピングトレイン「Go!Go!灘五郷!」
以前は休日ダイヤで阪神梅田~山陽姫路の直通特急主体の運用に,阪神車両の近鉄乗入れ対応車1000系・9000系が必ず充当される俗称「銀直運用」があり,この運用のおかげで両系のラッピング編成も山電線内で見られることも少なくありませんでした。
しかし,現行ダイヤではその運用もなく,1000系・9000系が山電区間を走ることが珍しくなってしまいました。
ある日,山電のラッピングやヘッドマークを撮影していたところ,偶々やってきたのを撮影できたのが上の写真。阪神線内へ行かなければ撮れないかな~と思っていたのでラッキーでした。
ところで,阪神・山陽で酒蔵に関連するイベント列車として,1999年から2006年まで,阪神梅田からお酒を飲みながら山陽手柄まで乗り,到着後は酒蔵見学や利き酒を楽しむ「播磨酒蔵ライナー」がありましたね。