山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系列車両が順次引退しています。
2019年12月に,3050系でリフレッシュされなかったオリジナル鋼製車2編成にLast Runヘッドマークが掲出されました。
いずれのヘッドマークも掲出されている車両の旧塗装時代の前面のイラストが描かれるとともに車番と運用された期間が記されていますが,今回は編成ごとに異なるデザインのヘッドマークとなっています。
・3050F(3050-3051-3530-3630)
2019年12月3日から引退予定の12月16日までLast Runヘッドマークが掲出されました。
この編成は山陽電車で初の冷房車であったことから,特別なデザインのヘッドマークとなっています。
・3054F(3054-3055-3532-3632)
2019年12月4日から引退予定の12月16日までLast Runヘッドマークが掲出されました。
この編成は,同じ年6月に引退した3052Fと共通のデザインのヘッドマークでした。
これにより,3050系鋼製車としてオリジナルな姿を保った車両は全て引退となりました。
長い間,お疲れ様でした・・・。
最近の車両の動きを振り返ってみると,2019年に6000系4連3編成が新造され,順次運用開始した時期に前後して,3000系列にも動きがありました。
6月に3050系として初めて3052Fが廃車。
その後,4両編成の6010F~6012F3編成が新造・運用を開始したあたりで,3000系列4両編成3編成が相次いでT車を抜いた3両編成に変更。
3032-3033-(3502)-3611
3076-3077-(3500)-3643
3078-3079-(3501)-3644
この編成の( )内のT車を抜いた3連となっていました。
これは,現在5004F6連がリニューアル工事で離脱しているためか6000系3連2編成が6008F+6009Fの6連となっており,その穴埋めなどのためと考えられます。
この時点では4連は本来より差し引きマイナス1編成の状態でした。
12月10日頃まで3編成とも3連で運用されているの目撃していましたが,今回の2編成引退では4連が不足する思われ,引退前日の12月15日に3076Fが4連に戻っているのが確認されました。
個人的な妄想では,5004Fが復帰するまでは廃車はないのかなとか,その他いろいろなことを思っていましたが,検査期限の関係でしょうか,すべて見事に外れました・・・。