神戸電鉄では2020年3月14日に3年ぶりのダイヤ変更が行われました。
今回は朝ラッシュ・昼間・夕方ラッシュのいずれも大きな変更がありました。
個人的に衝撃的だった変更があったのは昼間時間帯のダイヤ。
これまで新開地~西鈴蘭台で運転されていた列車が鈴蘭台~西鈴蘭台に短縮。
何が衝撃的だったかと言いますと,新開地~鈴蘭台のいわば本線部分でも削減されたことです。
粟生線系統の乗客減もさることながら,今年6月1日から北神急行が神戸市営地下鉄に移管され,運賃が大幅に下がることから,三田方面から神戸三宮方面への旅客が神鉄による新開地経由から北神経由に流れて乗客減が見込まれることもあるのでしょうか?
昼間の西鈴蘭台折返し列車は,折返し引き上げ線がある隣駅の藍那まで回送します。
営業運転区間の鈴蘭台~西鈴蘭台の営業キロは1.3km,回送区間の西鈴蘭台~藍那が1.7km。
営業運転区間よりも回送区間の方が長いパターンが定期的に多数あるというのも珍しいのでは?
また,粟生線で志染~粟生が昼間毎時1往復のみとなってしまっていましたが,志染折返し列車が三木まで延長されてこの区間は毎時2往復に増えたことも意外でした。
神戸電鉄公式発表で三木市の要望によるとのことですが,元々,志染折返しで1時間停車していたものを少し延長するだけですので,車両運用的には大きな影響がなく,あまりコスト増にならないのでしょうか?
なお,神戸鉄道資料館(本館)の「神鉄 車両とダイヤの歴史」の「神戸電鉄 2020年3月 ダイヤ変更」では,新旧ダイヤの変化が図で分かりやすいようにしたつもりですので,ぜひご覧ください。