阪急と同日に発表された阪神電鉄と山陽電鉄の2016年3月19日ダイヤ改正について,気になる変更点をピックアップしてみます。
阪神
・区間特急の運行区間延長と停車駅の追加
朝ラッシュ時に梅田行のみ運転されている区間特急。現在は青木発ですが改正後は区間延長されて御影発となるようです。
・快速急行の増発・区間延長
近鉄直通の快速急行の運転時間帯が拡大されるとともに,大阪難波や尼崎で種別が変わる列車もできるようで,どのように種別行先を表示するのか気になります。
山陽
・一部区間各駅停車の直通特急停車駅を変更
現在は阪神神戸三宮~須磨を各駅に停車するタイプの直通特急は,改正後は東須磨と須磨寺を通過とし,三宮~板宿を各駅に停車する直通特急にするようです。
・朝ラッシュ時上りの普通列車の優等列車退避駅を変更
東二見~須磨の退避パターンを変更,藤江と霞ヶ丘でもS特急と直通特急のダブル退避。
また,これまで明石でできていた対面乗り換えがなくなり,上記両駅では直通特急を通過待ちすることになり,普通~直通特急の乗り換えがやや不便になってしまいそう。
・朝ラッシュ時S特急の運転時間帯変更
S特急の運転時間帯を前にずらすとともに,最後の須磨行を区間延長して阪神神戸三宮行になるようです。
現在のS特急須磨行は朝ラッシュ時の最後の方で運転されており,姫路方面から明石あたりへの通勤通学客をターゲットにしていたようでしたが,これを廃止して,早い時間帯に阪神神戸三宮行を増発するようなイメージのようです。
これにより須磨行のS特急が消滅。
以上,阪急神戸線・阪神・山陽ともに,久々に変更点が多いダイヤ改正となるようです。