2016年3月21日まで青函トンネルを駆け抜けてきた列車たち・・・
JR東日本485系「白鳥」
JR北海道789系「スーパー白鳥」
JR貨物EH500形牽引貨物列車
もうここ青函トンネル出入り口でその姿を見ることはできません・・・
再び2013年2月の津軽今別駅。
厳冬・積雪期にもかかわらず北海道新幹線の工事が始まっているのが伺えます。
雪煙を巻き上げながら通過するのは785系300番代2両を先頭に増結した特急「スーパー白鳥」。
L特急「スーパーホワイトアロー」で運用されていた785系にuシート車を組み込む編成替えが行われた際に余剰となった2連を,789系スーパー白鳥に増結するために改造・塗色変更されて785系300番代となったもので,1ユニットだけのレアな車両。
北海道新幹線開業により廃止されたスーパー白鳥の789系は札幌圏に転属し,スーパーカムイおよびすずらんに運用されている785系を置き換えるようで,785系はスーパー白鳥増結用300番代も含めて引退するようです。
東北新幹線が八戸まで延伸開業した2002年12月から八戸~青森~函館で運行されているJR北海道789系の特急「スーパー白鳥」。
東北新幹線がさらに新青森まで延伸してからは運転区間が新青森~青森~函館となりました。
ここは陸奥湾沿い,向こうの方に見えるのは平舘海峡。
こちらを撮影したのは海岸にあった雪の小山の上から。夏にはそんな山はなかったような気がします。他所で除雪した雪を運んできて積み上げたような感じで,冬ならではのアングルでした。
新幹線と北海道とを結ぶ役目を担ってきましたが、新幹線の延伸によりその任務を終えることになり、JR北海道の車両をここで見ることもできなくなりました。
今日2016年3月20日,上り「はまなす」のラストラン。
「はまなす」にはいろいろな「JR最後の」がつく列車・・・JR最後の急行列車,JR最後の定期客車列車・・・。
寝台車が連結されているほか,座席車も簡易リクライニングの一般的な座席車だけでなく,ドリームカー,カーペットカーなど多彩な客車が,普段は客車7両のところ,シーズンによっては最大12両まで増減する客車列車の強みを活かした列車でもありました。
ここには何度も「はまなす」を撮りに来ましたがなかなか天候に恵まれず,8回目のチャレンジでようやく,青空の下を行く,赤い小ぶりな電機ED79が牽く「はまなす」を仕留めることができました。
カシオペアも今日、一般運行札幌発ラストラン。
学生時代に北海道ワイド周遊券で宿代わりにイヤと言うほど乗った札幌発夜行列車の終焉・・・(;_;)
今日2016年3月19日は,一般運行最後の下りカシオペアが上野を出発した日。
カシオペアは、津軽海峡線では赤い小ぶりな電機ED79が牽引していました。
この区間では,元々はまだ夜が明ける前に通過していましたが,最後の1年は北海道新幹線との共用区間における新幹線の試運転のため運転時刻が変更され,夏場は撮影できるようになったものです。
上野~青森は,運行開始の1999年からEF81が牽引していましたが・・・
2010年6月からはEF510-500番代が先頭にたっていました。
北斗星色のゴトーさんがカシオペアを牽くことも多かったようですね。
海峡線津軽今別駅は津軽線津軽二股駅の目の前に設けられました。
国鉄時代なら同一駅として扱われたのだろうと思いますが,海峡線はJR北海道,津軽線はJR東日本にそれぞれ属しているので,別々の駅となっているのでしょう。
北海道新幹線奥津軽いまべつ駅本格着工前に津軽二股から津軽今別を・・・・
そして,完成間近の同じ位置から・・・
もし両線が同じ会社に属していれば,北海道新幹線開業時に並行在来線として津軽線はJRから経営放棄されていたのだろうと思いますが,別会社であったために命拾いをしたと考えると複雑な心境です。
青函トンネル開業時に開設されたJR北海道「津軽今別」駅。
1日わずか2往復の白鳥だけが停まる小さな無人駅。
初めて訪問した2013年2月には北海道新幹線に対応する工事が始まりつつあるという感じでした。
新幹線規格の本線を青函トンネル方からやってくるJR東日本所属485系白鳥22号。
同年6月からは本格的に新幹線の駅としての建設工事が始まったようで,同年10月には既存ホームの外側に設けられた仮線に移設されたそうです。
2015年6月に再訪した時,上の写真を撮影した場所付近から同じ白鳥22号を撮影したのが・・・
すっかり雰囲気が変わっていました。(駅構内旅客用通路から撮影)