そして,もう一人見守る人が・・・ 雲ひとつなく青空が広がる秋晴れの中,行き来する列車を案山子も見送っているようです。
収穫の時季まで,もう少しですかね。
9月15日2本目のイベント列車は,ちょっと遅めの「納涼怪談列車」。
パーミル会ヘッドマークを撮影した後,とりあえず鈴蘭台車庫へ行ってみると,先ほど撮影した‰会ヘッドマーク付6002Fとその前にイベント列車1本目で撮影した6002Fの6000系2編成が綺麗に並んでいます。
6004Fの車内では夕刻のイベント列車のための準備が進められています。
怪談列車募集のチラシの絵は1000系列2扉車の窓や車内の雰囲気が感じられましたが, 実際には通常の「しんちゃん&てつくんミュージアム」ヘッドマークを掲出した6004F。
このように並んでいると,赤いラインの太さや前照灯の違いがよくわかりますね。
一旦ここを離れて某所で撮影して夕刻にやってきますが,怪談列車のヘッドマークは通常のミュージアムトレインのまま。
それならば怪談列車の撮影はちょっと遊んでみよう・・・とある試みをしてみましたが,やっぱり慣れないことをいきなりするのは無謀というもの。
暗闇の中を火の玉二つが漂っているだけの写真となり,まさに怪談列車・・・怖ろしくて写真は丁重に埋葬させていただきました・・・
神戸電鉄3001Fは今年2014年3月31日付で除籍され,6月頃から部品取り状態で鈴蘭台車庫に留置されているのが見られていました。
しかし,再び工場内に取り込まれたのか,8月24日には外からは姿が見えなくなっており,これは近々何か動きがあるのでは・・・と思っていたところ,2両が8月31日に見津車庫にいるとの目撃情報を知人からいただきました。
これまで廃車されて見津車庫に送られた車両は結構長い間留置されていたことが多く,今年から市場駅の作業場で車体を2分割して搬出されていたので,今回もそうだろうと思いながらちょっと様子見のつもりで寄り道してみました。
すると3001Fが4両ともいるものの何やら不穏な動き。クーラーなどの屋根上機器を取り外す作業がすでに始まっています。
この日は屋根上と床下の機器の撤去,車体中央部の床を切断する作業で終了。
この現場を途中まで見てしまっては何としても最期まで見届けないと・・・・
翌日昼過ぎの時点で既に3102号車は搬出されたようで姿は見えず,3001号車を切断しています。
一旦,中間連結面寄りの車体半分を降ろした後,前側半分も一旦降ろし,しばらくしてやって来たトレーラーに載せます。
前回の市場でのデヤや1100形の時と違って今回はブルーシートで包まれました。
写真としてのインパクトはちょっと落ちるかと一瞬思いましたが,これから人目に付く道を走ることを思うと,ウルトラマンとして親しまれた彼にとってはこの方が良かったと思います。
(そんなこと書きながら,ここで最期の姿を晒してしまっていますが・・・)
辛うじて3000系とわかる程度に顔を少しだけ覗かせた姿でトレーラーに牽かれて,走り続けてきた線路を横切る踏切を渡って旅立っていきました。
お疲れ様でした・・・3001F・・・
6年ぶりに姫路でスルッとKANSAIバスまつりが開催されるのをPRするヘッドマークが,山陽5000系・5030系6両編成の一部に掲出されています。
2013年2月に荒井駅付近の踏切で起きたトレーラと衝突・脱線事故で大破した5630Fの各車両は順次復活し,2014年5月に全車修復完了して編成としても復活していました。
他編成で掲出中の官兵衛関連ヘッドマークはない状態でしたが,スルッとKANSAIバスまつりin姫路ヘッドマークから,ヘッドマーク掲出も復活しています。
一番酷かった先頭車も見事に修復されて,復活してから数ヶ月経った今でもピカピカですね。
駒ヶ岳をバックにSLやトワイライトを撮った翌朝,江差には行かなくなってしまった江差線へ。
かつては一ローカル線でしたが,青函トンネル開通により本州と北海道を結ぶ大動脈の一員となりました。しかし,2016年の北海道新幹線開業により並行在来線としてJR北海道は江差線を放棄し,第3セクター化されてしまいます。
以降も貨物列車は走りますが,旅客列車はどうなるのか・・・少なくとも新幹線共用区間の架線電圧の関係でED79がここを走れなくなるのは確かです。
この日の朝はここを走るカシオペアはなく,トワイライトが通過するのは日の出時刻とほぼ同じ時間,曇り予報で露出が厳しそうだったので北斗星だけに絞ります。
曇り予報に適したアングルだったのですが晴れました。晴れるとこちら側のサイドが・・・
ここで本来ならとっくに通過してしまっているはずのトワイライトが大幅に遅延していることが判明。しばらく待つと・・・
トワイライトでED79が牽く区間では旅客の乗降扱いがないためかヘッドマークがありませんが,むしろ最近ではヘッドマークがない機関車牽引客車列車の方が珍しく,新鮮に思えます。
実は,昨年6月にもこのSカーブで撮影してました。反対側のサイドが写るアングルで撮影したのですが,こちら側は綺麗に陽が当たって順光なのですが,編成の後ろの方がカーブで隠れてしまいます。
どちらがよいのか・・・
今回の北海道ではこれを最後にお日様と青空を見ることはなく,津軽線内で大雨のために夜行列車が途中打ち切りやウヤになったりして撮り鉄活動もウヤ状態。
移動しながら適当に撮りつつ,温泉地に泊まりながら札幌へ向かって移動。明るいうちから温泉に浸かってはビールや地酒を飲んで酔っ払ってました。(^^;)
そして,乗車2日前にようやく寝台券を確保したトワイライトで乗り納め?をしながら帰ってきました。
はまなす撮影の後,19回目の北海道へ。
渡道の主目的に鉄分の濃淡はありますが,よくこれだけの回数,やって来たものです。
遥かに近くて行き易いはずの四国や九州でさえ一桁の回数・・・いや,隣の岡山県でさえ目的地として行ったのは一桁くらいでしかないはず・・・たぶん・・・
今年で最後になるというSL函館大沼号。
残念ながら今回は都合で復路のバック運転のシーンだけの撮影となってしまいましたが,駒ケ岳も青空の下,くっきりと見える中を走るSLを撮るのは初めてです。
そして,こちらも最後の夏となってしまうTwilight Express。
残念ながら雲がかかってしまいましたが,ほんの少しだけトワイライトっぽい?