【津軽海峡鉄景色】~02~青函連絡船~2

当時はどこに行っても国鉄の特急は国鉄特急色ばっかり・・・の中で,国鉄末期の北海道に登場したキハ183系500番代は,斬新なカラーと最前列の座席で前面展望ができる貫通型のスタイルで,国鉄としては画期的な特急形車両でした。

キハ183系500番代オリジナル色北斗の横で連絡船に貨車を押し込むDE10

出発を待つキハ183系500番代オリジナル色「北斗」の横で連絡船に貨車を押し込むDE10

そんなニューフェイス「北斗」が連絡船から乗り継いでくる旅人を待つ横では・・・

航送貨車を連絡船に押し込むDE10

DE10が航送貨車を連絡船に押し込む

DE10が航送貨車を連絡船に押し込んだり,連絡船から引き出したり・・・

航送されてきた貨車を迎えに行くDL

航送されてきた貨車を迎えに行くDL

航送貨車の押し込み・引き出しは,桟橋と船体との間に架ける可動橋に入換用DLが載ってその重量がかからないよう,貨車との間に控え車を数両連結していました。

【津軽海峡鉄景色】~01~青函連絡船~1

今日は3月13日。ちょうど28年前の1988年3月13日まで,国鉄,末期はJR北海道により青函連絡船が青森~函館を運航され,本州と北海道を結んできました。
1980年代までに学生だった世代は本州から北海道ワイド周遊券を握り締めて鉄路で青森へ,そして函館まで青函連絡船で渡った人も多いのではないでしょうか。

航行中の摩周丸

津軽海峡を行く摩周丸

私が青函連絡船に乗船したのは1984年から1988年までの間で6往復12便。 乗り鉄大好きとは言え,長時間,列車に乗り続ける中での4時間弱の船旅は気分転換に持って来い,夜行便では足を伸ばして横になれる貴重なひと時でした。そんなホッとするひと時であるがゆえに船旅を楽しみすぎて,あるいは夜行便で眠りについてしまったりで,連絡船の写真はあまり撮ってなかったのが今となっては悔やまれます。

青函連絡船に就航していた船は,旅客と貨車を運ぶ貨客両用船と貨物専用船がありました。

青森桟橋に停泊中の空知丸

青森桟橋に停泊中の貨物専用空知丸

貨客両用船を使用した便でも,閑散期は旅客扱いをせず貨車航送のみ,多客期に臨時便と案内して旅客扱いをするものもあったような・・・。

しばらくの間,北海道新幹線新函館北斗開業により大きく変わろうとしている津軽海峡を取り巻く鉄道を,振り返ってみたいと思います。

【阪急】神戸線神戸三宮からの増結車回送

阪急電鉄神戸線の現行ダイヤでは,朝ラッシュ時に下りの10両編成営業列車のうち,通勤特急3本が西宮北口で,特急3本が神戸三宮で,後部の増結車2連が切り離されます。西宮北口で切り離された増結車はそのまま西宮車庫に入庫,神戸三宮で切り離された増結車は2両編成で西宮北口まで回送されます。

神戸三宮から西宮北口へ回送中の増結車2連

神戸三宮から西宮北口へ回送中の増結車2連

しかし,2016年3月19日の神戸線ダイヤ改正では下り列車の途中駅での解放がなくなり,三宮から西宮北口まで上り線を行く2連の姿も3月18日まで・・・

御影駅本線を通過する増結車2連

御影駅本線を通過する増結車2連

なお,御影駅待避線に2連の回送が停車する姿は・・・

御影駅待避線に停車中の増結車2連

御影駅待避線に停車中の増結車2連

ダイヤ改正後も,増結のため神戸三宮へ向かう下り回送で見られますが・・・

御影駅待避線から梅田方へ出発する増結車2連

御影駅待避線から梅田方へ出発する増結車2連

梅田方へ出発する上り2連回送は見納めとなります。

【阪急】神戸線神戸三宮への増結車回送

阪急電鉄神戸線の現行ダイヤでは,朝ラッシュ時に上り新開地発の神戸三宮での増結が,特急3本・,通勤特急3本ありますが,2016年3月19日の神戸線ダイヤ改正では特急3本のみとなります。

8両編成の列車が行き交う神戸本線を小ぶりな2両の増結車の神戸三宮への回送は・・・

神戸三宮へ回送中の増結車2連

神戸三宮へ回送中の増結車2連

今改正後も残り,先頭部に幌を付けて走る姿は,まだ見られそうです。
しかし,その機会は半分になるとともに,「通勤特急」表示で神戸三宮駅に入線するのは・・・

神戸三宮駅に入線する通勤特急増結車2連

通勤特急表示で神戸三宮駅に入線する通勤特急増結車(7135×2R)

3月18日まで・・・

【阪急】神戸線で本線上での増結車解放が消滅

2016年3月19日の阪急神戸線ダイヤ改正で,10両編成の通勤急行がなくなること,10両編成の通勤特急の運転区間が全て梅田~神戸三宮となって途中駅での増結・解放がなくなることが発表されていました。

実はそれだけでなく,上り神戸三宮で増結して10連となった特急も全て折返し回送となり,下りの神戸三宮または西宮北口での解放が全てなくなってしまうようです。

消滅する神戸線の後部2両途中駅解放列車

消滅する神戸線の後部2両途中駅解放列車

これは,2月発売の鉄道ピクトリアル誌(特集が阪急電鉄神戸線)に掲載されていた新ダイヤグラムによるものです。
(ダイヤ改正実施前に発売される趣味誌に新ダイヤが掲載されるのは非常に珍しいのでは?)

これにより・・・

消滅する途中駅解放表示の字幕

神戸線で消滅する途中駅解放表示の字幕(右下は三宮駅改称前)

これらの字幕も見られなくなってしまいます。

現ダイヤでは,連解10連9運用+固定10連2運用で合わせて11運用。
新ダイヤでは,増結10連3運用+固定10連5運用で合わせて8運用。
差し引き2連3本分が捻出されることになります。保留となっているT車も含めて車両の動きがどのようなことになるのか,気になります。

【阪急】神戸線2016年3月19日ダイヤ改正ヘッドマーク

阪急神戸線ダイヤ改正をPRするヘッドマークが2016年2月24日から掲出されています。
非常にシンプルなデザインですが,密かに路線図が潜んでいるようで・・・。

阪急神戸線ダイヤ改正ヘッドマーク付7008×8R

阪急神戸線ダイヤ改正(2016年3月19日)ヘッドマーク付7008×8R

【阪急】5300系が片パンタグラフ下げて運用

阪急電鉄5300系はMc車・M車に2台ずつパンタグラフが搭載されていますが,2016年2月中旬から片方のパンタグラフを下げた状態で運用されているとのことで行って参りました。

片パンタグラフを下げた状態で運用中の5308×8R

片パンタグラフを下げた状態で運用中の5308×8R

先頭車・中間車とも梅田方のパンタグラフが下げられており,先頭車はいわゆる前パンが下がった状態だけに普段の姿との違いがよくわかります。
回生ブレーキ車の場合は,離線による回生失効を防ぐために1ユニットでパンタグラフ2台の場合も少なくありませんが,阪急5300系のように発電ブレーキ車の場合に2台搭載は珍しいのでは・・・
5300系の多数の編成が片パンで運用されており,試験的なものか今後恒常的になのか?
今後ずっと1台だけ上げるのであれば,いずれ撤去されたりすることは・・・??
同じように発電ブレーキ車で2台装備の6000系など他系列車にも波及するのか・・・???
などなど気になる動きです。

5300系の片パンは以前にもありました。

片パンタグラフが撤去されていた頃の5324×7R

片パンタグラフが撤去された状態で運用中の5324×7R(1984年2月)

この時は片方のパンタグラフが撤去されていました。
この5324×7Rの片パン姿は1983年3月と1984年2月に撮影したのが残っていますので1年程度続いており,同時期に5100系5136×8Rも同様に片パンタグラフが撤去されていましたが,いずれもその後2台に戻っていました。

今後の動きに注目です。

【神鉄】新型車6500系搬入

2015年6月9日付で神戸電鉄公式サイトで新造されることが発表されていた6500系3両が搬入されました。

搬入された新造車6500系6501号車

搬入された新造車6500系6501号車

第1陣として6501号車1両が2月23日未明に川重兵庫工場から粟生線市場駅の搬出入作業場に陸送,搬入作業が行われ,同日の営業運行終了後に鈴蘭台車庫まで他の車両の牽引により回送されたようです。

その様子はこちら(神戸鉄道資料館「神戸電鉄6500系に関する動き」)をご覧ください。

【神鉄】入換牽引車登場

現在,鈴蘭台車庫内の入換牽引車となっている元デ100形101号車は,2015年度末に引退するとのことで2015年10月の神鉄トレインフェスティバルで展示走行撮影会が行われ,後継車がどうなるのか気になるところでした。

その後継車と思われる車両が,2016年2月21日に谷上駅引上線に姿を見せていました。

モーターカーに連結されて谷上駅に留置中の入換牽引車

モーターカーに連結されて谷上駅に留置中の入換牽引車

この前日2月20日に道場南口に搬入され,同日深夜から2晩かけてモーターカーに牽引されて鈴蘭台車庫へ向かう途中のようです。

入換牽引車

入換牽引車

一般的な牽引車は黄色いモーターカーのような形態で各地の鉄道でよく見られますが,神戸電鉄では現在の牽引車である元101号車を模した車体となっていたのは,びっくりぽん! でした~。

【阪急】阪神競馬場阪急杯(2016年)

2016年も阪神競馬場重賞(GIII)レース「阪急杯」をPRするヘッドマークが,同競馬場最寄線区の阪急電鉄今津線を走る一部の編成に掲出されています。
今年は公式発表(レールファン阪急)では2月20日から掲出すると発表されていましたが,実際にはその前日の2月19日夕方に出庫する時から掲出されていたようです。

阪神競馬場「阪急杯」ヘッドマークを掲出する3078×6R

阪神競馬場「阪急杯」ヘッドマークを掲出する3078×6R

レース当日の2月28日まで掲出される予定です。 (写真は3078×6R)

この手のPRヘッドマーク掲出の記事をアップすると,何か自分もPRの片棒を担がされている感じ・・・