山陽電鉄で6000系の増備にともない,2018年1月31日で引退した,もう1編成の3202F。
3000系列ワンマン運転対応車の外観上の特徴が,運転台側前面窓ガラスが途中で分割されていない1枚曲面窓。
ヘッドマークを掲げた3202号車側を先頭にした写真は残念ながら・・・
冴えない光の中でしか撮る機会がありませんでした。
約半世紀にわたる活躍,お疲れさまでした。
山陽電鉄で6000系の増備にともない,3000系列が順次引退しています。
2017年12月に新たに6000系6005F~6007Fの3連3編成が増備されて,3000系列3連2編成が運用を終えるようです。
2018年1月22日から,3024F(3024-3025-3612)と3202F(3202-3203-3621)に,Last Run ヘッドマークが掲出されています。
まずは,現存する3000系の中で,リニューアルされなかった編成で最も高齢である3024Fがヘッドマーク掲出している姿を・・・
ヘッドマークには,掲出されている旧塗装時代の車両前面のイラストが描かれるとともに,車番と運用された期間が記されています。
公式な発表はないようですが,ヘッドマークの表記から2018年1月31日で運用を終えるようです。
酒造りに最適な水「宮水」が湧き出ており,酒米「山田錦」の産地も近く,日本一とも言われる神戸と西宮の酒どころ「灘五郷」で,この週末から各酒蔵で蔵開きが始まったそうです。
その「灘五郷」を盛り上げようと,灘五郷酒造組合や阪神電気鉄道などにより『「灘の酒蔵」活性化プロジェクト』が昨年から始まり,そのキックオフイベントとして阪神電鉄でラッピングトレイン「Go!Go!灘五郷!」が2017年10月1日から運行されています。
ラッピングされたのは阪神1000系1207Fで,西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷の酒蔵のイラストなどが描かれています。
はじめはヘッドマークがありませんでしたが,10月下旬から「灘の酒蔵」活性化プロジェクトシンボルマークのヘッドマーク(ステッカー)が掲出されています。梅田・奈良方と姫路方でベースの色が異なります。
以前は休日ダイヤで阪神梅田~山陽姫路の直通特急主体の運用に,阪神車両の近鉄乗入れ対応車1000系・9000系が必ず充当される俗称「銀直運用」があり,この運用のおかげで両系のラッピング編成も山電線内で見られることも少なくありませんでした。
しかし,現行ダイヤではその運用もなく,1000系・9000系が山電区間を走ることが珍しくなってしまいました。
ある日,山電のラッピングやヘッドマークを撮影していたところ,偶々やってきたのを撮影できたのが上の写真。阪神線内へ行かなければ撮れないかな~と思っていたのでラッキーでした。
ところで,阪神・山陽で酒蔵に関連するイベント列車として,1999年から2006年まで,阪神梅田からお酒を飲みながら山陽手柄まで乗り,到着後は酒蔵見学や利き酒を楽しむ「播磨酒蔵ライナー」がありましたね。
神戸電鉄の粟生線(鈴蘭台~粟生)は,1952年4月10日に小野から粟生まで延伸したことにより全線開業となっています。
2017年に粟生線全線開業65周年を迎えたことを記念して,「粟生線 65th ANNIVERSARY」ヘッドマークが10月1日から翌2018年3月31日まで,6500系2編成(6502F・6504F)に掲出されています。
初日の2017年10月1日は,神鉄トレインフェスティバル2017で鈴蘭台車庫における「ちびっこ運転士体験」と「しんちゃんがいっぱいの部屋で記念写真を撮ろう」の会場となった6500系6502Fに掲出されるとともに,車両撮影会会場の見津車庫とを結ぶトレフェス特別列車に充当され,撮影対象にもなった6000系6004Fにも当日限定で同ヘッドマークが掲出されて,披露されました。
6504Fには10月31日までパーミル会ヘッドマークが掲出されていたため,11月1日から掲出されています。
後追いアップが続きますが,備忘録として・・・
北神急行電鉄2018年正月は昨シーズンと同じ「迎春」ヘッドマーク。
谷上方先頭車7150側に掲出されています。
この編成は,制御装置をSiC素子のものに,SIVをIGBT素子のものにそれぞれ更新されて2017年12月に出場していたものですが,同時に行先表示が北神急行で初めてLEDのものに交換されています。
日本語の表示の下にはローマ字だけでなく,中国語とハングルでも一定間隔で切換えて表示されています。
さて,LED行先表示の車両の走行写真を撮るうえで気になるのが,表示がスジになって途切れてしまうこと。少し前のものではシャッター速度1/125くらいまで遅くしないと綺麗に写らないものがあり,走行写真を撮るうえで困ったものでした。
しかし,最近は山陽電鉄6000系やJR西日本225系100番代・5100番代など,新しいものでは1/1000でも綺麗に写るようになったのもあります。
果たして北神急行のものは・・・
撮り比べて見ると1/640でOKのようです。
望遠系レンズで長めの焦点距離であれば,何とか動体ブレなしに撮れる範囲で良かったです。
1989年から毎年12月のクリスマスシーズンに,北条鉄道で「サンタ列車」が走ります。
ツリーやモールなどでクリスマスムードいっぱいに飾り付けられた車両に子供たちがサンタクロースとともに乗り,北条町~粟生を1往復する間に車内でイベントを楽しむというものです。
2017年は12月9日から24日まで,土曜日・日曜日・祝日は3往復,それ以外は2往復(北条町発10:40発および11:40発,土・日・祝は12:40発を追加)の定期列車にサンタ列車専用車両が連結されることになっていましたが,好評のため,12月17日(日)と12月23日(土・祝)に北条町13:40発の定期列車にも追加でサンタ列車専用車両が連結されました。また,12月16日(土)には北条町14:40発の定期列車に貸切の「クリスマスパーティーライブ列車」としてサンタ車両が連結されたようです。
この年はサンタ列車の運行形態に大きな変化がありました。
サンタ列車車両フラワ2000-2が前年までとは逆の粟生側に連結,その先頭部のサンタクロースヘッドマークと側面の大きなサンタ列車幕に加えて,北条町側の定期列車車両の先頭部にも新たにサンタクロースとトナカイが描かれたヘッドマークが掲出されました。
すでに終了ネタですが・・・山陽電鉄創立110周年を記念して,小学生を対象に行われた「10年後の山陽電鉄や沿線のまちがどのようになっていればうれしいか」をテーマにした絵画コンクールで入賞した作品を6004×3の車内吊りで展示し,最優秀作品をヘッドマークにして掲出した「行こう!!ミライ電車」が,2017年9月30日から12月下旬まで運行されました。
さて,山電6000系つながりの話題として・・・
2017年末に6005Fから6007Fまでの3編成が増備されて3連が計8編成に。
このうち,6002F+6003Fが6連を組んで直通特急主体の運用に就役中。これは,5004F6連がリニューアルか何かの改造のため搬出されたようで,その代替のようです。
また,これまで3000F,3002F,3004F,3200F,3022-3023と3615の3連5編成分が廃車または運用離脱となっています。
したがって現時点では差し引き3連1編成分が余剰となっている計算となります。
果たしてこの分はどうなるのでしょうか・・・?
また,5004Fはどのような形で戻ってくるのでしょうか・・・?
あけましておめでとうございます。
2018年も皆様にとって良い年でありますように・・・
さて,今年も年の初めはこちらから始めさせていただきます。
阪急電鉄恒例の初詣ヘッドマーク。今年の干支,戌(いぬ)がデザインされており,前年末2017年12月26日から本年2018年1月7日頃まで掲出されます。
写真は神戸線の8001×8Rですが,神戸本線としては珍しく前面の車番が貫通扉に残った車両へのヘッドマーク掲出です。(宝塚線・京都線では珍しくありませんが・・・)
西国七福神めぐりのヘッドマークは・・・
前年と同じデザインで,前年末2017年12月26日から本年2018年1月31日までの予定です。
今年2018年10月で神戸鉄道資料館は開設から20周年となります。
これからも引き続き,神戸を中心にいろいろな鉄道の様子を体系的に記録していきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
阪神・淡路大震災の犠牲者を悼むルミナリエが2017年は12月8日から17日まで開催され,山陽電鉄の5000系・5030系・6000系,阪神電鉄の8000系・9000系・9300系・1000系・5500系・5700系の全編成にルミナリエ副標が掲出されました。
山陽電鉄では,創立110周年記念のラッピングやヘッドマークとこの年限定の組み合わせも・・・
山陽ではこのほかラッピング列車Meet Colors!台湾号もルミナリエ副標との組み合わせが今年限定なのですが・・・
また,阪神電鉄では,今年からリニューアルが始まった5500系リノベーション車両とGo!Go!灘五郷!ラッピングトレインがルミナリエ副標との初めての組み合わせですが,残念ながら・・・
撮影できたのはこれだけでした・・・。
2017年は諸事情により更新頻度が少なく,タイミングも後追いが多かった中,ご覧いただきましてありがとうございました。
2018年も皆様にとって幸せな年となりますように・・・