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鉄道車両について

【津軽海峡鉄景色】~22~特急白鳥~1

特急 白鳥 と言えば,関西から北陸地方の方にとっては,大阪と青森との間を十数時間かけて走った白鳥 ・・・

ボンネット485系特急白鳥

485系特急「白鳥」(大阪~青森)

を思い浮かべる方も多いのでは・・・私も2回,青森から大阪まで乗り通しました。

しかし,2001年3月に運転区間が分割されて一旦愛称が消滅した後,2002年12月東北新幹線八戸延伸時に八戸~青森~函館を結ぶ新たな特急として愛称 白鳥は再出発していました。

津軽海峡をバックに江差線を行く485系3000番代 白鳥

津軽海峡をバックに江差線を行く485系3000番代 白鳥

2010年12月に東北新幹線が新青森まで延伸すると,運転区間が新青森~青森~函館に変更されています。
使用車両は大阪~青森の白鳥と同じく485系ですが,リニューアルされたJR東日本の3000番代。ここまで姿形が変わると同じ485系とは思えません。

函館山を望む津軽海峡沿いを行く485系3000番代 白鳥

函館山を望む津軽海峡沿いを行く485系3000番代 白鳥

その2代目白鳥も北海道新幹線の開業により運行終了,同時に全国で唯一残っていた485系の定期運行も終えたのでした・・・

【津軽海峡鉄景色】~20~江差線~1

いよいよ江差線に入ります。

はるばる大阪や上野から走り続けてきた夜行列車で夜を明かし,長いトンネルを抜け,ゆっくりと津軽海峡沿いを走る列車に乗っていると,いよいよ北海道に入ってきたことを感じたものです。

かつては,ここを,

カシオペア

ED79に牽引されて江差線を行くカシオペア

ED79に牽引されて江差線を行くカシオペア

トワイライトエクスプレス

ED79に牽引されて江差線を行くトワイライトエクスプレス

ED79に牽引されて江差線を行くトワイライトエクスプレス

北斗星

ED79に牽引されて江差線を行く北斗星

ED79に牽引されて江差線を行く北斗星

の順に,赤いED79に牽かれて行きました。

【津軽海峡鉄景色】~17~木古内~2

ここは北海道新幹線と在来線との分岐点の近くにある短いトンネルの知内側。
霧の中,ED79に牽かれてJR東日本キヤ193系East-iがやってきました。
北海道内各線の検測のためのようです。

ED79牽引で海峡線を行くキヤ193系East-i

JR北海道ED79牽引で海峡線を行くJR東日本キヤ193系East-i

実は,よく晴れていた知内駅でカシオペア・トワイライト・北斗星を撮影した後にやってきた場所。
知内ではよく晴れていたのに,ほんの少し海沿いに出ると霧の中でした・・・

【津軽海峡鉄景色】~14~知内~1

2016年3月26日,新青森から新函館北斗まで北海道新幹線が開業しました。

これまで在来線が走り,今回新たに新幹線が走るようになった区間には,見学専用の竜飛海底駅と吉岡海底駅とともに地上区間で一般旅客扱いする駅がふたつありました。
ひとつは本州に,先にご紹介した津軽今別駅。
もうひとつは北海道に知内駅。
いずれも駅前に道の駅があるほかは周囲にはこれといったものがないという共通点がありましたが,新幹線の開業では明暗が分かれました。

津軽今別は新幹線の駅「奥津軽いまべつ」となりましたが,知内は旅客扱いが2014年3月に廃止され,信号場(湯の里知内信号場)となってしまいました。

そんな知内駅を通っていた列車たち・・・夜行列車から・・・

初夏の夜明け頃,まずはカシオペア・・・

海峡線を行くED79牽引カシオペア

海峡線を行くED79牽引カシオペア

続いて,トワイライトエクスプレス・・・

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

間をおいて,北斗星・・・

海峡線を行くED79牽引北斗星

海峡線を行くED79牽引北斗星

ところで,北海道新幹線は,年間の需要予測150万人,予想収支48億円の赤字(減価償却費等を除いても11億円の赤字)という巨大赤字路線。神戸近郊では年間の輸送人員600万人,収支10億円の赤字の路線の存廃が議論されている中での新線建設。疑問に思うのは私だけ?

【津軽海峡鉄景色】~13~青函隧道~1

2016年3月21日まで青函トンネルを駆け抜けてきた列車たち・・・

JR東日本485系「白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系「白鳥」

JR北海道789系「スーパー白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系スーパー白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系「スーパー白鳥」

JR貨物EH500形牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

もうここ青函トンネル出入り口でその姿を見ることはできません・・・

【津軽海峡鉄景色】~12~特急スーパー白鳥~2

再び2013年2月の津軽今別駅。

785系300番代を増結したスーパー白鳥

785系300番代を増結したスーパー白鳥

厳冬・積雪期にもかかわらず北海道新幹線の工事が始まっているのが伺えます。

雪煙を巻き上げながら通過するのは785系300番代2両を先頭に増結した特急「スーパー白鳥」。

L特急「スーパーホワイトアロー」で運用されていた785系にuシート車を組み込む編成替えが行われた際に余剰となった2連を,789系スーパー白鳥に増結するために改造・塗色変更されて785系300番代となったもので,1ユニットだけのレアな車両。

北海道新幹線開業により廃止されたスーパー白鳥の789系は札幌圏に転属し,スーパーカムイおよびすずらんに運用されている785系を置き換えるようで,785系はスーパー白鳥増結用300番代も含めて引退するようです。

【津軽海峡鉄景色】~11~特急スーパー白鳥~1

東北新幹線が八戸まで延伸開業した2002年12月から八戸~青森~函館で運行されているJR北海道789系の特急「スーパー白鳥」。
東北新幹線がさらに新青森まで延伸してからは運転区間が新青森~青森~函館となりました。

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

ここは陸奥湾沿い,向こうの方に見えるのは平舘海峡。

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

こちらを撮影したのは海岸にあった雪の小山の上から。夏にはそんな山はなかったような気がします。他所で除雪した雪を運んできて積み上げたような感じで,冬ならではのアングルでした。

新幹線と北海道とを結ぶ役目を担ってきましたが、新幹線の延伸によりその任務を終えることになり、JR北海道の車両をここで見ることもできなくなりました。

【阪急】神戸線神戸三宮からの増結車回送

阪急電鉄神戸線の現行ダイヤでは,朝ラッシュ時に下りの10両編成営業列車のうち,通勤特急3本が西宮北口で,特急3本が神戸三宮で,後部の増結車2連が切り離されます。西宮北口で切り離された増結車はそのまま西宮車庫に入庫,神戸三宮で切り離された増結車は2両編成で西宮北口まで回送されます。

神戸三宮から西宮北口へ回送中の増結車2連

神戸三宮から西宮北口へ回送中の増結車2連

しかし,2016年3月19日の神戸線ダイヤ改正では下り列車の途中駅での解放がなくなり,三宮から西宮北口まで上り線を行く2連の姿も3月18日まで・・・

御影駅本線を通過する増結車2連

御影駅本線を通過する増結車2連

なお,御影駅待避線に2連の回送が停車する姿は・・・

御影駅待避線に停車中の増結車2連

御影駅待避線に停車中の増結車2連

ダイヤ改正後も,増結のため神戸三宮へ向かう下り回送で見られますが・・・

御影駅待避線から梅田方へ出発する増結車2連

御影駅待避線から梅田方へ出発する増結車2連

梅田方へ出発する上り2連回送は見納めとなります。

【阪急】神戸線神戸三宮への増結車回送

阪急電鉄神戸線の現行ダイヤでは,朝ラッシュ時に上り新開地発の神戸三宮での増結が,特急3本・,通勤特急3本ありますが,2016年3月19日の神戸線ダイヤ改正では特急3本のみとなります。

8両編成の列車が行き交う神戸本線を小ぶりな2両の増結車の神戸三宮への回送は・・・

神戸三宮へ回送中の増結車2連

神戸三宮へ回送中の増結車2連

今改正後も残り,先頭部に幌を付けて走る姿は,まだ見られそうです。
しかし,その機会は半分になるとともに,「通勤特急」表示で神戸三宮駅に入線するのは・・・

神戸三宮駅に入線する通勤特急増結車2連

通勤特急表示で神戸三宮駅に入線する通勤特急増結車(7135×2R)

3月18日まで・・・

【阪急】神戸線で本線上での増結車解放が消滅

2016年3月19日の阪急神戸線ダイヤ改正で,10両編成の通勤急行がなくなること,10両編成の通勤特急の運転区間が全て梅田~神戸三宮となって途中駅での増結・解放がなくなることが発表されていました。

実はそれだけでなく,上り神戸三宮で増結して10連となった特急も全て折返し回送となり,下りの神戸三宮または西宮北口での解放が全てなくなってしまうようです。

消滅する神戸線の後部2両途中駅解放列車

消滅する神戸線の後部2両途中駅解放列車

これは,2月発売の鉄道ピクトリアル誌(特集が阪急電鉄神戸線)に掲載されていた新ダイヤグラムによるものです。
(ダイヤ改正実施前に発売される趣味誌に新ダイヤが掲載されるのは非常に珍しいのでは?)

これにより・・・

消滅する途中駅解放表示の字幕

神戸線で消滅する途中駅解放表示の字幕(右下は三宮駅改称前)

これらの字幕も見られなくなってしまいます。

現ダイヤでは,連解10連9運用+固定10連2運用で合わせて11運用。
新ダイヤでは,増結10連3運用+固定10連5運用で合わせて8運用。
差し引き2連3本分が捻出されることになります。保留となっているT車も含めて車両の動きがどのようなことになるのか,気になります。