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鉄道車両について

【山陽】3000系鋼製車のヘッドマーク(潮干狩)

山陽3000系鋼製車のヘッドマーク,前回から間が空いてしまいましたが,今回は「潮干狩」。
1985年撮影で場所は阪急西灘から改称後の王子公園での山陽旧塗装時代。

潮干狩ヘッドマーク掲出3050系旧塗装

潮干狩ヘッドマーク掲出3050系旧塗装(阪急王子公園)

当時の鋼製車と同じ塗装ですが,この編成の手前側3両は側面窓がユニットサッシでアルミ車です。
姫路方先頭車が鋼製車で新製されたため,アルミ車の方も同様に塗装されており,現在も編成ごと現行色で塗装されています。

アルミ車+鋼製車の編成でも,こちら↓はアルミ車は無塗装のままで,鋼製車の姫路方先頭車はアルミ車ふうに明るいグレーに塗装された3619号車。

アルミ無塗装車と組むグレー塗装鋼製車3619号車

アルミ無塗装車と組むグレー塗装鋼製車3619号車

同じアルミ車+鋼製車の編成でも対照的な姿の2編成ですね。

【能勢電鉄】のせでん の新しい仲間6002×8R

阪急5136×8Rが能勢電鉄への譲渡に向けて改造するため,阪神本線を自力回送されたという衝撃的な出来事の余韻が覚めやらぬ時期に,今度は阪急6002×8Rを譲り受け,8月1日から能勢電鉄車両として運行するとの公式発表がありました。相次ぐ阪急から能勢電への車両の動きに驚くばかり。

2014年8月1日の朝,まずは側面のロゴが阪急のものから「のせでん」のものに変わって運行,夕方の日生エクスプレスからヘッドマークが追加されたようです。

なかなか撮りに行く機会がなく,ヘッドマーク付の姿を撮影できないまま外されてしまうのでは・・・と危惧していましたが,10月になってもまだ掲出中で,なんとか撮影することができました。

のせでん の新しい仲間ヘッドマーク付6002×8R(6002側)

阪急から能勢電鉄に移籍した6002×8R(6002側)

のせでん の新しい仲間 6002号車 ヘッドマーク

のせでん の新しい仲間 6002号車 HM

ヘッドマーク重視の写真の場合,普通は正面がちに狙うのですが,今回は側面の「のせでん」ロゴが見えるようにややサイド気味に撮りました。

のせでん の新しい仲間ヘッドマーク付6002×8R(6102側)

阪急から能勢電鉄に移籍した6002×8R(6102側)

のせでん の新しい仲間 6102号車 ヘッドマーク

のせでん の新しい仲間 6102号車 HM

能勢電の他の車両と同じように ↓,前面の窓にものせでんコーポレートシンボルが貼ってあれば能勢電車両ということがよくわかるのですが,今回移籍してきた編成にはなぜ貼ってないんでしょうかね?

能勢電鉄1700系(1702×4R)

能勢電鉄1700系(1702×4R)

能勢電の初期の頃以外は殆ど阪急の車両のお下がりで,一時を除けば色もマルーン一色,阪急能勢線と言ってもおかしくない雰囲気。
現在の殆どの車両の顔も,私の世代では最もなじみのある阪急顔。乗車していても主電動機や駆動装置の唸り,コンプレッサやドアエンジンの音,懐かしい感じ。阪急以上に阪急らしい気がします。

【阪急】甲陽線の今昔

阪急甲陽線90周年ヘッドマークを撮影したのとほぼ同じ場所で,30年前の1984年5月に撮影した写真がありました。

1984年5月の甲陽線(苦楽園口~甲陽園)

1984年5月の甲陽線(苦楽園口~甲陽園)

そして今回2014年10月の撮影。

2014年10月の甲陽線(苦楽園口~甲陽園)

2014年10月の甲陽線(苦楽園口~甲陽園)

今は身長くらいの高さのフェンスができてしまって踏切以外ではほとんど撮影不可だったのですが,30年前は古枕木を利用した低めの柵で踏切以外でも楽に撮れました。古枕木を活用した柵は,ここだけでなく至る所で見られたように思います。

30年前の車両は旧1000系をベースにした1010系非冷房車。そう言えば,90周年のヘッドマークに甲陽線を走った車両を描いたデザインがありましたが,この1010系やその次の2000系のものがなかったですね。

【神鉄】トレインフェスティバル2014

毎年10月初めの日曜日に開催される神鉄トレインフェスティバル,2014年は10月5日に開催されました。
台風が接近しつつあり天候が心配されましたが,雨は降らず,時折陽が差すほどなのは良かったです。

恒例となった見津車庫での撮影会行のトレフェス特別列車1往復目に無事乗車。
今年も末尾3に揃えられた4種の顔の編成が並べられました。(6003・5003・3003・1353)

1353F・3003F・5003F・6003F並びの撮影会

神鉄トレインフェスティバル2014車両撮影会(車番末尾3並び)

そこから少し離れたところで,ぐちゃぐちゃに脱線してるーーーように一瞬見えた保線作業用モーターカーが・・・

保線作業用モーターカー

神鉄トレインフェスティバル2014車両撮影会(保線作業用モーターカー)

荷台が車両によって進行方向や左右方向に傾けることができるようになっているんですね~

鈴蘭台車庫に戻って会場内をうろうろ。
台車抜き取り装置に乗る体験が今年初めての企画だったでしょうか。
それよりも気になったのは・・・

ウルトラマン顔の3000系

神鉄トレインフェスティバル鉄道模型走行展示3000系ウルトラマン

アルミ無塗装に一部赤で塗られた姿からウルトラマン電車として親しまれている3000系の顔が,本当にウルトラマンに・・・(@_@;)

【神鉄】定点観測~鈴蘭台でスーパーをバックに

鈴蘭台駅から至近の撮影ポイントで,先ごろ廃車されてしまった3002Fの定点観測・・・でもあるのですが,今日は別の観点で挙げてみました。

今日の新聞で目についた記事が,「ダイエー」の店舗名が消滅・・・

昔々子供の頃,阪急宝塚線の某駅近くに住んでいたのですが,その駅前にダイエーがありました。
すごく便利なところにあったので,何か買い物といえばダイエーでした。
その頃のロゴマークはこの写真に写っているもの。

鈴蘭台を出発する3002F旧塗装

鈴蘭台にて3002F定点観測(1983/06/01)

神鉄沿線に移ってからも,ここ鈴蘭台にダイエーが・・・
住んでいたのはもっと有馬の方でしたが,当時は近くに大きな店がなく,ちょっとした買い物となると,ここによく来ていました。
いつしかロゴマークが変わり・・・3000系の塗装も変わり・・・

鈴蘭台を出発する3002F

鈴蘭台にて3002F定点観測(2004/05/08)

そして今のロゴマークが・・・

鈴蘭台を出発する3002F

鈴蘭台にて3002F定点観測(2007/05/21)

このロゴマークもいずれ,あのマゼンタになるんでしょうね。

結構,この場所で撮ってきたような気がしましたが,ロゴマークが綺麗に写っているものがあまりなく(そういう意識が全然なかったもので・・・),それならばということで3002Fに揃えた次第です。
何がメインなのかよくわからない記事・写真となってしまって申し訳ありません。m(__)m

【神鉄】3001F廃車搬出

神戸電鉄3001Fは今年2014年3月31日付で除籍され,6月頃から部品取り状態で鈴蘭台車庫に留置されているのが見られていました。
しかし,再び工場内に取り込まれたのか,8月24日には外からは姿が見えなくなっており,これは近々何か動きがあるのでは・・・と思っていたところ,2両が8月31日に見津車庫にいるとの目撃情報を知人からいただきました。
これまで廃車されて見津車庫に送られた車両は結構長い間留置されていたことが多く,今年から市場駅の作業場で車体を2分割して搬出されていたので,今回もそうだろうと思いながらちょっと様子見のつもりで寄り道してみました。
すると3001Fが4両ともいるものの何やら不穏な動き。クーラーなどの屋根上機器を取り外す作業がすでに始まっています。

屋根上と床下機器を取り外されている3102号車ほか

屋根上と床下機器を取り外されている3102号車ほか

この日は屋根上と床下の機器の撤去,車体中央部の床を切断する作業で終了。
この現場を途中まで見てしまっては何としても最期まで見届けないと・・・・

翌日昼過ぎの時点で既に3102号車は搬出されたようで姿は見えず,3001号車を切断しています。
一旦,中間連結面寄りの車体半分を降ろした後,前側半分も一旦降ろし,しばらくしてやって来たトレーラーに載せます。

トレーラーに載せられる3001号車前側半分

トレーラーに載せられる3001号車前側半分

前回の市場でのデヤや1100形の時と違って今回はブルーシートで包まれました。
写真としてのインパクトはちょっと落ちるかと一瞬思いましたが,これから人目に付く道を走ることを思うと,ウルトラマンとして親しまれた彼にとってはこの方が良かったと思います。
(そんなこと書きながら,ここで最期の姿を晒してしまっていますが・・・)

トレーラに載せられて出発を待つ3001号車

トレーラに載せられて出発を待つ3001号車

辛うじて3000系とわかる程度に顔を少しだけ覗かせた姿でトレーラーに牽かれて,走り続けてきた線路を横切る踏切を渡って旅立っていきました。

トレーラーで踏切を渡る3001号車先頭部

今日は踏切を渡っていきます。

お疲れ様でした・・・3001F・・・

【近鉄・阪神】近鉄特急の阪神直通列車

今年(2014年)3月から近鉄22600系特急車両が阪神線に乗り入れていましたが,ようやく撮影してきました。

近鉄22600系は,近鉄特急車両の中では少数派ではあるものの,近鉄特急が走っているところではどこでも見られる?ように思われますので,阪神線内ならではのシーンを撮影しなければいけません。それを表現するには・・・

  • 近鉄線内では走っていない車両と一緒に撮る(1000系・9000系以外の阪神車か山陽車)
  • 阪神沿線ならではのランドマークと撮る

と,思いながらも,なんとなくやってきたこの駅での神戸三宮発の貸切列車。

阪神三宮発近鉄特急車両による貸切列車

阪神三宮発近鉄特急車両による貸切列車

思いっきり拡大すると,向こうの方に見える隣駅に阪神5500系が停まっているのが見えるのですが,ちょっと・・・

ただ,その前にちょっとしたチョンボで到着が遅れてしまって,ぎりぎり撮りそこなった神戸三宮への送り込み回送が通過するときにあるシーンを目撃。再現されることを期待して再び翌日にここへ来ると・・・

阪神本線を走る近鉄特急車両(22600系)

阪神本線を走る近鉄特急車両(22600系)

見事に1日目と同じような光景を見ることができました。

一つ目の課題が意外とあっさりとクリアできたので,二つ目の課題をクリアすべく向かったのが・・・

阪神なんば線を走る近鉄特急車両(22600系)

阪神なんば線を走る近鉄特急車両(22600系)

ランドマーク的なものをして思い浮かんだのはここしかありませんでした。
もっと線路から離れたところからだと阪神らしい場所での近鉄特急というシーンが取れるのかもしれません。

【阪急・阪神】地上での並び

今,阪神尼崎で阪急の車両が阪神と並んでおり,タイミングが良ければ,さらに山陽と近鉄との4社の車両が並ぶのが話題になっていますね。一般の新聞にも記事になっています。

阪急と阪神は日常的に地下の神戸高速線での並びがありますが,地上での並びは見られません。
しかし,過去には山陽線内で並んでいるのが日常的に見られたのをご存知の方はまだまだ多いことと思います。
そんなシーンの写真がないか探してみましたが,阪急が山陽への定期乗り入れを止め,阪神梅田~山陽姫路の直通特急の運転が始まる直前,1998年2月のシーンしかありませんでした。

阪急と阪神の並び(須磨浦公園)

特急ヘッドマーク付阪神とマルーン1色の阪急6000系6連の並び(須磨浦公園)

まだまだ銀塩写真が主流で,日常的な光景を撮るのはフィルムが勿体ないなどと思っていた頃だったので・・・
でも今は,ネタな写真も大事だけと,こういう日常的な記録の方がもっと大事なんだなぁと,この写真を見て改めて感じています。

【阪急】5136Fの変遷

今,阪急で一番の話題は5136×8Rが,深夜ながら自力走行で阪神尼崎まで回送されたことでしょうか。
そこで,この編成の履歴をわかる範囲で纏めてみます。
(参考:某鉄道模型店で販売されていた阪急鉄道同好会報)

1985年頃の編成は(新造時から?)

Mc-T-T-Mc’=Mc-T-T-Mc’
+5136-5686-5673-5137=5138-5688-5675-5139+
( = は 電気連結器付密着連結器  + は自動連結器  – は半永久連結器)

Mc車は2パンタ車ですが,1983年頃になぜか運転台側のパンタグラフが撤去されていた時期がありました。(同時期に5300系でも同様にパンタ1台撤去編成あり。写真はあるのですが,お見せできる代物ではありませんので・・・)

朝ラッシュ時に雲雀丘花屋敷発梅田行の急行が5100系10連で運行されていた1987年2月,10連組成用2連の予備を確保するため,

Mc-T-T-Mc’=T-T=Mc-Mc’
+5136-5686-5673-5137=5675-5688=5138-5139+

という変則編成に変更。(実際に10連に使用されたことはあるのでしょうか?)
1989年に表示幕化などの改造。

5100系による10連運行がなくなると,2001年3月には元の4+4に復帰。
同時に制御器更新と車椅子スペース・開閉予告装置・車内案内情報装置の設置が竣工しています。

Mc-T-T-Mc’=Mc-T-T-Mc’
+5136-5686-5673-5137=5138-5688-5675-5139+

中間のMc’5137も表示幕が取り付けられており,2005年には

Mc-T-T-Mc’
+5136-5686-5673-5137=

の4連で箕面線折返し列車に代走していたこともあります。

箕面線代走時の5136×4R

箕面線代走時の5136×4R

それ以外,箕面線代走の殆どは5132×8Rの下り方5134×4Rのようです。

そして,専ら宝塚線と箕面線を走り続けてきた5136×8Rが,このたび,数多くの阪急車両の中で(アクシデントを除いて)初めて阪神本線を自力で走ることになったようです。