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雪と鉄道

【津軽海峡鉄景色】~04~津軽今別~1

青函トンネル開業時に開設されたJR北海道「津軽今別」駅。
1日わずか2往復の白鳥だけが停まる小さな無人駅。

初めて訪問した2013年2月には北海道新幹線に対応する工事が始まりつつあるという感じでした。
新幹線規格の本線を青函トンネル方からやってくるJR東日本所属485系白鳥22号。

津軽今別駅に到着する485系白鳥

津軽今別駅に到着する485系白鳥(2013年2月)

同年6月からは本格的に新幹線の駅としての建設工事が始まったようで,同年10月には既存ホームの外側に設けられた仮線に移設されたそうです。

2015年6月に再訪した時,上の写真を撮影した場所付近から同じ白鳥22号を撮影したのが・・・

津軽今別駅に到着する485系白鳥

津軽今別駅に到着する485系白鳥(2015年6月)

すっかり雰囲気が変わっていました。(駅構内旅客用通路から撮影)

【夜行列車】トワイライトExpress最後の冬

ついにトワイライトエクスプレスのラストランの日です。
まもなく日付が変わるこの時刻,定刻ならまもなくラストランの上下列車が離合する頃ですね。

最後の最後にトワイライトを撮影したのは雪の湯尾カーブ,ED79牽引のトワイライトは昨夏に北海道旅行をした時,そして,最後に北海道でのトワイライト撮影,最後のDD51重連牽引トワイライトを撮影したのは今年1月。

雪の原野を行くDD51重連牽引トワイライトエクスプレス

雪の原野を行くDD51重連牽引トワイライトエクスプレス

そして,

噴火湾沿いを行く団体臨時トワイライトエクスプレス

噴火湾沿いを行く団体臨時トワイライトエクスプレス

DD51トワイライト最後の最後の撮影が団臨で,ヘッドマークがなかったのはちょっと残念なような気もしますが,その姿を記録できたのは良かったかな。

Twilight Expressには7回乗りました。下り2回,上り5回。
最後に乗車した昨夏は,1か月前の10時打ちで撃沈。北海道旅行に出発した時点でもトワイライトの切符は取れていませんでした。

そもそも既に廃止が発表されたトワイライトに3人で乗ろうとするなんて無謀やなぁと思いつつも諦めきれず,旅に出てからも駅で窓口を見るたびにキャンセルが出てないか尋ねるものの・・・

しかし,奇跡は起きました,
旅先から乗車予定2日前,大沼公園駅の窓口でマルスを叩いてもらうと,なんと画面に残席3・・・見た瞬間にそれ取って~と叫んでいました。
まさか3人分を一気にゲットできると思っていませんでした。
3人分の席は2か所に分かれていましたが,これも最終的には車掌さんのご尽力で家族が1部屋に集まることができ,感謝感謝でした。大沼公園駅の駅員さん,トワイライトの車掌さん,ありがとうございました。

北国では白銀の世界なる頃,朝,起きたら雪国だった・・・という気分をもう一度味わいたくて,その後も秘かにみどりの窓口通いをしましたが,やはりそう甘くはなく,再び乗ることはできませんでした。
でも,あの冷や冷やドキドキ・ヤッターの,最後の夏に奇跡的に家族で乗れたことは一生忘れないでしょう。

私にとって北海道へのTwilight Expressの運転終了は,遥か北国へ夜行列車に乗ってゆくということの終焉にも等しいことです。本当に残念です。

これまで北海道への旅を,より思い出深いものにしてくれたTwilight Express,そして,この列車の走らせてきてくれた皆様,ありがとうございました。

【夜行列車】トワイライトExpress~2014年冬(1月)

雪国の鉄道に乗って雪国の鉄道を撮影に行きました。 あけぼの→はまなす→トワイライトエクスプレス・・・と夜行列車3連泊。
若かりし頃は周遊券を握りしめて北海道をあっちへこっちへ,夜行列車の自由席に何連泊もしたものでしたが・・・それに比べると今回は全部横になって寝られるので3連泊でも楽でした。

まず,あけぼの の ゴロンとシートに乗って青森へ。津軽線を走るED79・EH500が牽く貨物列車とスーパー白鳥や白鳥など北海道新幹線が開業するとなくなってしまう列車を撮影。 雪中撮影で冷えきった体を青森まちなかおんせんで暖めて,はまなす の のびのびカーペットカーで札幌へ。 近郊で雪晴れの中,トワイライトエクスプレスを撮影。

雪晴れの中を行くトワイライトエクスプレス

雪晴れの中を行くトワイライトエクスプレス

撮影したトワイライトの折り返しに乗り,のんびりと22時間の列車の旅を楽しみながら帰路につきます。 乗車するTwilight Expressが札幌駅に入線するところをカシャッ。

札幌駅に入線するトワイライトエクスプレス

札幌駅に入線するトワイライトエクスプレス

この日は近畿地方でも雪が降ったようで,琵琶湖沿いでも雪晴れの中となっていて,こちらにカメラを向けている方が多数おられたのを車内から眺めていました。

この時は,年末年始と雪まつりの間のシーズンオフということもあって,Twilight Express の切符も難なく取れました。

【夜行列車】トワイライトExpress~2014年冬の小沼湖畔にて

北海道の大沼・小沼界隈を走るSL列車は,夏にSL函館大沼号を何度か撮影したことがありましたが,冬はまだでしたので,この地区でのsSL列車運転の最後となってしまった2014年のSLはこだてクリスマスファンタジー号を撮影に行きました。

陽が短い冬至の時期にトワイライトエクスプレスが大沼・小沼界隈を通過するのは,通常ならまだ真っ暗な時間なので,トワイライトを撮影できるとは思っていなかったのですが,この日は本州内日本海沿いでの大雪と強風の影響で大幅な遅れとの情報。

凍てついた小沼湖畔で吹雪の状況の中,トワイライトがやってくるのが見えてきました。と同時に背後からも何かが近づいてくる音・・・・・・あっーーー

キハ40とすれ違うトワイライトエクスプレス

キハ40とすれ違うトワイライトエクスプレス

ではなく,実は吹雪いている状態でほとんど視界が効かず,トワイライトが接近していることには気づいていませんでした。 先に背後からのディーゼル音が聞こえていたので後追いで撮ろうとカメラのライブビューでピントと露出を合わせていたら, トワイライトがすぐそこまで来てたというのが本当のところです。

凍てついた小沼を行くトワイライトエクスプレス

凍てついた小沼を行くトワイライトエクスプレス

対向列車が単行だったのでなんとか先頭はクリアしましたが,巻き上げた雪とエグゾーストのため,ヘッドマークの色で辛うじて Twilight Express とわかる状況でした・・・

この時の主目的であったSLはこだてクリスマスファンタジー号については,また改めて・・・

【夜行列車】トワイライトExpress~2015年冬

ついにトワイライトエクスプレスの運行終了まで1ヶ月を切ってしまいました。

トワイライトにはこれまで7回乗車。私にとっては寝台列車の乗車回数としては日本海に次いで多く,思い出深い列車だけに廃止されてしまうのは残念です。

すでに昨年夏に北海道でのトワイライトの写真をアップしましたが,これまでに撮ってきたものをボチボチとアップしていきたいと思いますので,ご笑覧いただければ幸いです。

まずは一番最近に撮影したもの・・・北陸(越前)での雪中のTwilight Express。
天気予報などを見ながら雪が期待できる日と撮影に出られる日とがなかなか合いませんでしたが,ようやく行くことができました。

まずは上り大阪行を湯尾カーブで・・・

雪が舞う北陸路を行くEF81牽引トワイライトエクスプレス大阪行

雪が舞う北陸路を行くEF81牽引トワイライトエクスプレス大阪行

いい感じで雪が降る中を,羽越線での大雪と強風の影響で約40分遅れでやってきました。

そして下り札幌行きを俯瞰で・・・待っている間,一時雪が激しく降ってホワイトアウト状態になり,そんな状態の時に来たらさっぱりやなぁと懸念していましたが,ちょうど雪も止み,向こう側の山々も見えるときに来てくれました。

雪を巻き上げて北陸路を行くトワイライトエクスプレス

雪を巻き上げて北陸路を行くトワイライトエクスプレス

ここを通過したときは定刻でしたが,その後大雪のため大幅遅延,結局,大館で打ち切り,折り返し札幌発はウヤになってしまったとのこと。この冬はラストシーズンということもあってか,かなり遅延しても途中打ち切りや運休は出さずに頑張ってこられていたんですが・・・
この列車に乗車される方にとって,遅れはむしろ喜ばれることも少なくありませんが,途中打ち切りや運休はあまりにも残念なこと。私もトワイライトで運休,日本海で運休と途中打ち切りの目にあってしまったことがあるので気持ちはよくわかるつもりです。まして壮絶な寝台券争奪戦のを勝ち抜いてようやくゲットされたと思うと・・・

一方,これを撮影した翌日に大阪に着く予定だった列車はなんと「遅れ」が24時間を超えながらも完走したとのこと。約21時間,青森駅に抑止されていたようですが,乗客の皆さん,乗務員・クルーの皆さん,お疲れ様でした。でも羨ましい・・・

【夜行列車】日本海~2012年早春

本来の客車11両(ハネ×9+ロネ×1+カニ)となって定期列車としてラストスパートの日本海。
北陸地方にも春が少しずつ近づいてきていました。

まだまだ雪降る北国から長躯やってきた定期「日本海」。
この日が私にとってさよならの日となりました。

早春の北陸を行くEF81+24系11両日本海

早春の北陸を行く日本海・・・EF81+24系11両

【夜行列車】日本海~2012年冬~3

津軽地方に続いて北陸地方で雪景色の中を行く日本海を撮影に・・・

きれいに降り積もった雪の明かりを受けて湯尾カーブを駆け抜けます。

雪の湯尾カーブを行く日本海

雪の湯尾カーブを行く日本海

この翌日から定期列車最終日までは客車11両(ハネ×9+ロネ×1+カニ)に増結。と言っても本来はそれが所定編成。晩年は殆ど,1~10号車のうち7・8号車欠車の客車9両(ハネ×7+ロネ×1+カニ)での運転,この日はその最終日でした。

【夜行列車】日本海~2012年冬~2

日本海定期運行最後の冬,1月に乗り通せなかったリベンジと,雪国での日本海の撮影に再度日本海に乗って2月に再び青森を目指します。

しかし,この年の雪の多さは普通ではないようで,当初乗車する予定だった日はウヤ。 そんなこともあろうかと予備で確保していた次の日の日本海に乗って青森へ向かいます。
しかし,この日に乗ってきた日本海も扉故障のため鷹ノ巣でまさかの打ち切り。前回に続いて終着青森まで乗り通すことができませんでした。

鷹ノ巣で寝台列車からロングシートの普通列車に乗り換えてここまでやってきました。
まず,本来「日本海」の後を走る「あけぼの」が大幅に遅れて通過。さらに待つこと2時間。
鷹ノ巣まで乗ってきた「日本海」が青森まで回送されるのを撮影。

雪国を行くローズピンク色EF81牽引日本海

雪国を行くローピン日本海

ここは2011年春の写真と同じポジションなのですが,こちらの方が微妙に見る角度が高くから見下ろす感じになってるんですが・・・ これは,立ち位置の歩道部分に車道を除雪した雪が高く積み上げられ,ほぼ自分の身長くらいの高さの雪の壁の上から撮影したからなのです。 (2011年春の写真はこちら)

この日は他に583系「わくわくドリーム号」が来る予定だったため沢山の方が撮影に来られていましたが,大雪のため途中打ち切りになりそうとのことで皆さんと撤収しました。

翌日は2011年夏の写真と同じ場所へ・・・ここも同じく自分の身長と同じくらいの高さまで積み上げられたところからの撮影。 (2011年夏の写真はここをクリック)
ヘッドマークが雪で真っ白になっていて,トワイライト機の場合は日本海ヘッドマークよりも目立ってよかったかも・・・

雪国を行くトワイライト色EF81牽引日本海

雪国を行くトワイライト機牽引日本海

翌朝の日本海は運用の流れからローピン機が確定していたので再びここで撮影する予定でしたが,北陸か羽越方面での大雪の影響で残念ながらウヤ。 ここで雪に埋もれたような中を行くローピン日本海を撮ることはできませんでした。 考えてみれば,青森に来るときに乗っていた日本海が途中打ち切りとなって先回りして撮影できたから良かったものの, そうでなければローピン日本海を雪の中で撮ることができなかった訳で 運が良かったのか悪かったのか・・・

その日も朝から大雪の影響でいろいろありながらも津軽鉄道でストーブ列車の撮影&乗車。

ストーブ客車1両だけの津軽鉄道ストーブ列車

津軽鉄道ストーブ列車(ストーブ客車1両バージョン)

帰りの日本海は無事に運転され,大阪まで定期列車としての乗り納めをすることができました。

【夜行列車】日本海~2012年冬~1

2012年3月に定期運行を終える「日本海」の乗り納めに親子で弾丸往復の旅に。
この年の日本海側各地は雪が多く,無事運転されるか不安を抱えながらの出発でした。

早速往路で大雪のためポイント転換不良や強風のため徐行運転もあって大幅に遅れましたが,何とか弘前までは辿り着きました。 しかし,その先で先行列車が車両故障のため立ち往生しており,弘前から先は運転のメドが立たないとのこと。 乗り納めという目的としては終着まで乗り通せないのは痛恨の極みでしたが,抑止が弘前だったのは何かの思し召しと自分に言い聞かせて, 青森到着後に行く予定だった津軽鉄道に向かいました。

ここまで雪と闘ってきた日本海・・・この後,運転再開されたものの夕方になってようやく青森に着いたそうです。

大雪の中を走ってきた日本海

大雪の中を走ってきた日本海

ここから五能線に乗って五所川原に向かおうとしたところ,五能線も大雪のために運休でバス代行。なかなか楽に旅させてくれません。
代行バスの途中,日本海が川部駅で停車しているのを目撃。少し前に進んだようですが,ここでまた長時間抑止されていたようです。

2台の代行バスは川部から,五所川原まで直行便と各駅停車便に分けてくれたおかげで津軽鉄道で予定していた列車に乗ることができ,津軽飯詰へストーブ列車の撮影に向かいます。
着いた時にはもの凄い風と雪。あたりは真っ白,ホワイトアウトっていうのでしょうか,こんなの初めて。手袋を外すと一瞬で指先の感覚が無くなります。

吹雪の中を行く津軽鉄道ストーブ列車

吹雪の中を行く津軽鉄道ストーブ列車

この後,五所川原から戻ってきたストーブ列車に津軽中里まで,そして五所川原まで乗車。体が温まります。

JRの五所川原駅で,当日夜の日本海がウヤになってしまったことを知り,やむを得ず,翌日,新幹線乗り継ぎで帰ることになってしまいました。
大阪~青森の夜行列車15時間の旅は早かったですが,新青森~東京~新大阪は長すぎる7時間でした・・・。

【神鉄】雪晴れの撮り初め

寒波が襲来した2015年正月早々,神鉄沿線でも積雪。
元日の夕方に降り積もった雪が翌朝まで残って雪晴れとなりました。

雪晴れの有馬線をゆく5000系

雪晴れの有馬線をゆく5015×4

積雪量はそれほどでもなかったため,晴れて陽の当たるところはすぐに融けてしまいましたので,雪が残っている日陰を求めて右往左往。(普段なら陽が当たっている所を探すのですけどね。)
やってきたHAPPY TRAIN☆のしんちゃんは普段着に戻っています。日陰で寒さに堪えながら待っている者が見ると寒そうな姿なのですが,車内は暖かいんでしょうね。

僅かに雪が残る中をHAPPY TRAIN☆がゆく

僅かに雪が残る中をしんちゃんが乗務するHAPPY TRAIN☆がゆく

昼過ぎにHAPPY TRAIN☆が戻ってきた時には雪はほとんど融けてしまってました。

冬空の裏六甲をHAPPY TRAIN☆がゆく

冬空の裏六甲をしんちゃんが乗務するHAPPY TRAIN☆がゆく

この直後,再び雪が舞いだしてきました。もうちょっと時間がずれていれば雪が舞う中でのHAPPY TRAIN☆の姿となったのですが・・・