【SL】JR北海道C11_207号機の今後

JR北海道が保有する蒸気機関車C11 207号機。
復活後は観光シーズンにSL函館・大沼号などで走っていました。

小沼湖畔を行くSL函館大沼号

小沼湖畔を走っていた頃のSL函館大沼号C11_207

既に東武鉄道がこのカマの貸与を受けて東武鬼怒川線でSL列車の復活を計画し,JR北海道,秩父鉄道,大井川鐵道で要員養成も始まっていることが発表されています。
そして,2016年4月21日,車両と施設の計画概要が,東武鉄道から次のように発表されました。

  • SL(C11)・・・JR北海道から貸与
  • 車掌車(ヨ8000)・・・JR貨物とJR西日本から譲渡
  • 客車(12系・14系)・・・JR四国から譲渡
  • DL(DE10)・・・JR東日本から譲渡
  • 転車台・・・JR西日本から譲渡

ということで,多数の鉄道事業者から協力を受けています。

駒ケ岳を見ながら走るSL函館大沼号

駒ケ岳をバックに走っていた頃のSL函館大沼号C11_207

年間最大140日程度とSL列車が運行される機会が大幅に増えるのはいいのですが・・・

ここまで大掛かりになると,現役時代から北海道で走り続けてきた蟹目のC11 207号機は貸与とは言え,もう北海道へ戻ることはなさそうな気がします。
個人の我がままを言うと,馴染みのある北海道で走り続けてほしかったなぁ~

転車台にしても,すでに復活は有り得なかったのでしょうけどJR西日本から2箇所の転車台もなくなってしまうのですね。

ここは前向きに考えて,末永く有効活用されることを願うことにしましょう・・・