カテゴリー別アーカイブ: JR

【津軽海峡鉄景色】~15~知内~2

知内駅を通っていた列車・・・貨物列車・・・

新幹線開業後も貨物列車は津軽海峡線を走りますが,架線電圧が交流20,000Vから新幹線の25,000Vとなったため,牽引機は津軽海峡線専用のEH800のみとなってしまいました。

新幹線関連工事が始まっていた知内駅で撮影できたのはEH500でも2両しかない1次タイプの2号機。
木古内方のホーム端から・・・

海峡線を行くEH500牽引貨物列車

海峡線を行くEH500牽引貨物列車(2013年6月)

失敗したのは知内駅自身の写真を撮り忘れてしまったこと・・・

【津軽海峡鉄景色】~14~知内~1

2016年3月26日,新青森から新函館北斗まで北海道新幹線が開業しました。

これまで在来線が走り,今回新たに新幹線が走るようになった区間には,見学専用の竜飛海底駅と吉岡海底駅とともに地上区間で一般旅客扱いする駅がふたつありました。
ひとつは本州に,先にご紹介した津軽今別駅。
もうひとつは北海道に知内駅。
いずれも駅前に道の駅があるほかは周囲にはこれといったものがないという共通点がありましたが,新幹線の開業では明暗が分かれました。

津軽今別は新幹線の駅「奥津軽いまべつ」となりましたが,知内は旅客扱いが2014年3月に廃止され,信号場(湯の里知内信号場)となってしまいました。

そんな知内駅を通っていた列車たち・・・夜行列車から・・・

初夏の夜明け頃,まずはカシオペア・・・

海峡線を行くED79牽引カシオペア

海峡線を行くED79牽引カシオペア

続いて,トワイライトエクスプレス・・・

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

間をおいて,北斗星・・・

海峡線を行くED79牽引北斗星

海峡線を行くED79牽引北斗星

ところで,北海道新幹線は,年間の需要予測150万人,予想収支48億円の赤字(減価償却費等を除いても11億円の赤字)という巨大赤字路線。神戸近郊では年間の輸送人員600万人,収支10億円の赤字の路線の存廃が議論されている中での新線建設。疑問に思うのは私だけ?

【津軽海峡鉄景色】~13~青函隧道~1

2016年3月21日まで青函トンネルを駆け抜けてきた列車たち・・・

JR東日本485系「白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系「白鳥」

JR北海道789系「スーパー白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系スーパー白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系「スーパー白鳥」

JR貨物EH500形牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

もうここ青函トンネル出入り口でその姿を見ることはできません・・・

【津軽海峡鉄景色】~12~特急スーパー白鳥~2

再び2013年2月の津軽今別駅。

785系300番代を増結したスーパー白鳥

785系300番代を増結したスーパー白鳥

厳冬・積雪期にもかかわらず北海道新幹線の工事が始まっているのが伺えます。

雪煙を巻き上げながら通過するのは785系300番代2両を先頭に増結した特急「スーパー白鳥」。

L特急「スーパーホワイトアロー」で運用されていた785系にuシート車を組み込む編成替えが行われた際に余剰となった2連を,789系スーパー白鳥に増結するために改造・塗色変更されて785系300番代となったもので,1ユニットだけのレアな車両。

北海道新幹線開業により廃止されたスーパー白鳥の789系は札幌圏に転属し,スーパーカムイおよびすずらんに運用されている785系を置き換えるようで,785系はスーパー白鳥増結用300番代も含めて引退するようです。

【津軽海峡鉄景色】~11~特急スーパー白鳥~1

東北新幹線が八戸まで延伸開業した2002年12月から八戸~青森~函館で運行されているJR北海道789系の特急「スーパー白鳥」。
東北新幹線がさらに新青森まで延伸してからは運転区間が新青森~青森~函館となりました。

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

ここは陸奥湾沿い,向こうの方に見えるのは平舘海峡。

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

こちらを撮影したのは海岸にあった雪の小山の上から。夏にはそんな山はなかったような気がします。他所で除雪した雪を運んできて積み上げたような感じで,冬ならではのアングルでした。

新幹線と北海道とを結ぶ役目を担ってきましたが、新幹線の延伸によりその任務を終えることになり、JR北海道の車両をここで見ることもできなくなりました。

【津軽海峡鉄景色】~10~急行はまなす~3

青函トンネルを抜け,津軽海峡を臨む江差線を走って函館に到着した急行「はまなす」はDD51にバトンタッチ。しばしの休息の後,札幌へ向かいます。

雪の函館駅で出発を待つDD51牽引 はまなす

雪の函館駅で出発を待つDD51牽引 はまなす(2014年1月)

ここは先日ご紹介した函館駅での青函連絡船へ航送貨車を出し入れしていた写真とほぼ同じ場所。

キハ183系500番代オリジナル色北斗の横で連絡船に貨車を押し込むDE10

すでに架線が張られていた函館駅(1987年10月)

27年の時の流れを感じます。

そして,今朝,最後の旅路の終着駅に着いたようです。

ラストスパートをかけるDD51牽引 はまなす

ラストスパートをかけるDD51牽引 はまなす(2013年8月)

28年間、お疲れ様でした・・・

【津軽海峡鉄景色】~09~急行はまなす~2

ついに急行「はまなす」の最終列車が青森駅を発ちました。
ED79重連の牽引だったようですね。

2012年2月に「日本海」乗り納め&撮影で津軽地方へ来たとき、雪の夜に青森駅で出発を待つ はまなす もED79重連でした。

雪の青森駅で出発を待つED79重連牽引 はまなす

雪の青森駅で出発を待つED79重連牽引 はまなす(2012年2月)

一般の乗客を乗せて青函トンネルをくぐる在来線最後の列車,本州から,さようなら・・・

【津軽海峡鉄景色】~08~急行はまなす~1

今日2016年3月20日,上り「はまなす」のラストラン。
「はまなす」にはいろいろな「JR最後の」がつく列車・・・JR最後の急行列車,JR最後の定期客車列車・・・。
寝台車が連結されているほか,座席車も簡易リクライニングの一般的な座席車だけでなく,ドリームカー,カーペットカーなど多彩な客車が,普段は客車7両のところ,シーズンによっては最大12両まで増減する客車列車の強みを活かした列車でもありました。

ED79牽引 はまなす

ED79 7 牽引 はまなす

ここには何度も「はまなす」を撮りに来ましたがなかなか天候に恵まれず,8回目のチャレンジでようやく,青空の下を行く,赤い小ぶりな電機ED79が牽く「はまなす」を仕留めることができました。

ED79牽引 はまなす

ED79 7 牽引 はまなす

カシオペアも今日、一般運行札幌発ラストラン。

学生時代に北海道ワイド周遊券で宿代わりにイヤと言うほど乗った札幌発夜行列車の終焉・・・(;_;)

【津軽海峡鉄景色】~07~カシオペア

今日2016年3月19日は,一般運行最後の下りカシオペアが上野を出発した日。

カシオペアは、津軽海峡線では赤い小ぶりな電機ED79が牽引していました。

ED79牽引 カシオペア

ED79 13 牽引 カシオペア

この区間では,元々はまだ夜が明ける前に通過していましたが,最後の1年は北海道新幹線との共用区間における新幹線の試運転のため運転時刻が変更され,夏場は撮影できるようになったものです。

上野~青森は,運行開始の1999年からEF81が牽引していましたが・・・

EF81カシオペア色牽引 カシオペア

EF81 99 牽引 カシオペア

2010年6月からはEF510-500番代が先頭にたっていました。

EF510カシオペア色牽引 カシオペア

EF510-509 牽引 カシオペア

北斗星色のゴトーさんがカシオペアを牽くことも多かったようですね。

【津軽海峡鉄景色】~06~津軽今別・津軽二股

海峡線津軽今別駅は津軽線津軽二股駅の目の前に設けられました。
国鉄時代なら同一駅として扱われたのだろうと思いますが,海峡線はJR北海道,津軽線はJR東日本にそれぞれ属しているので,別々の駅となっているのでしょう。

北海道新幹線奥津軽いまべつ駅本格着工前に津軽二股から津軽今別を・・・・

2013年2月に津軽二股駅から見た津軽今別駅

津軽二股駅から見た津軽今別駅(2013年2月)

そして,完成間近の同じ位置から・・・

2015年6月に津軽二股駅から見た津軽今別駅

津軽二股駅から見た津軽今別駅(2015年6月)

もし両線が同じ会社に属していれば,北海道新幹線開業時に並行在来線として津軽線はJRから経営放棄されていたのだろうと思いますが,別会社であったために命拾いをしたと考えると複雑な心境です。