2001年7月1日の和田岬線電化以来22年にわたって同線専属で運用されてきた103系R1編成が2023年3月18日のダイヤ改正で勇退することとなり,前後で異なる2種類のヘッドマークが2月27日から最終日3月18日まで掲出されました。
私の場合,和田岬線103系R1編成を撮影したのは何らかのヘッドマークをつけているときだけで,普段の姿(ヘッドマークなし)を殆ど撮れていませんでした。
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
アルミ無塗装車3100系3100-3101-に連結された3000系リニューアル未施工鋼製車3619は,アルミ無塗装車に合わせて白く塗装されてWhite Angelと呼ばれていたようですが,2022年4月22日から「Last Run White Angel 3619」ヘッドマークが掲出され,5月5日がラストランの日となりました。
今回引退したのは3619号車ですが3100号車にも同じヘッドマークが掲出されていました。
最後尾に White Angel が連結されているのがよくわかります。
特徴ある車両が連結された特長ある編成が姿を消したのは残念。
3619に連結されていた3100-3101-は,3070F4連の姫路方2両と組んで3100-3101-3540-3640の4両編成で引続き運用を継続しています。
そうなると押し出された3070-3071-の2両の行方が気になります。
リニューアルされたとは言え車齢が随分高い鋼製車が多数残っていることから廃車はないと考えると,3000系の中でもアルミ車とは言え最高齢でリニューアルもされてない3600と3601を置き換えることになると推測されますが,どのような姿になるのか出てくるのでしょうか? 特徴ある編成が現れるのを期待。
また,これにより,3000系列リニューアル未施工鋼製車で残る車両は,アルミ車体ながら鋼製車一般色に塗装された3066-3067-3538-に連結された3638号車の1両のみとなりました。
1988年4月の北神急行開業にともなう相互直通運転開始に合わせて登場した神戸市交通局2000系は,6000系新造の進捗により4編成とも2021年度に営業運用を終了し,順次廃車されています。
最後まで残っていた2122Fには,2022年3月2日から「ありがとう2000形 Last Run 2022.3」と記されたヘッドマークが掲出され・・・
3月19日が最終営業運用となりました。
なお,名谷駅4番線にホームドアを設置する工事において3月21日深夜にホームドアが搬入されましたが,2122Fが上記ヘッドマークを掲出したまま名谷駅4番線までのホームドア輸送の任務に就いたようです。
今後2022年年4月10日・11日に名谷車両基地において,事前募集制の引退記念ツアーが催行される予定です。
阪急電鉄の5100系は1971年にデビューし,2021年で誕生から50周年を迎えました。
これを記念して,同系トップナンバー車両を含む宝塚線所属5100×8Rに記念ヘッドマークを両先頭部に掲出し,側面の社章は現在のものを撤去して1992年までのものにステッカーで復元して,2021年7月27日から運行されています。
ヘッドマークは同年11月30日まで,車体側面への旧社章は次回検査入場まで掲出されるとのこと。
5100系は神戸・宝塚・京都の3線区で定期運用されたことがある数少ない系列であるためか,ヘッドマークには3線区の運行標識板を掲出していた時代の姿が描かれています。
・神戸線:電気連結器付き密着連結器を装備していた編成に特急 大阪梅田~須磨浦公園の標識と西宮球場で阪急ブレーブスの試合開催日に掲出されていたヘッドマーク
・宝塚線:急行 大阪~宝塚の標識
・京都線:特急 大阪~京都の2枚標識
最近の宝塚本線5100系は休日ダイヤ日には殆ど運用に就いてないようで,ヘッドマーク掲出期間終盤になんとかサ〇鉄してなんとか捕らえることができました。
神戸市交通局3000系は神戸市営地下鉄西神・山手線(西神延伸線)で西神南駅が開業した1993年にデビューしましたが,6000系新造により2019年8月から順次廃車が進められてきました。
そして,最後まで残っていた3128Fに2021年7月1日から「ありがとう3000形 Last Run 2021.7」と記されたヘッドマークが掲出され・・・
7月24日に運用を終え・・・
3000系全編成が引退,神戸市営地下鉄の車両で初の形式消滅となりました。
1000系でも初期にGTO素子のインバータでVVVF化された編成もすでに全て引退済み,元 北神急行電鉄所属だった7000系もSiC素子のVVVF装置に更新されており,神戸市営地下鉄の路線からGTOインバーターサウンドが聞けなくなったのも時代の流れですかね。
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
鋼製未更新編成として2019年7月に最後の定期検査出場時に旧標準色ツートンカラーに復刻された3030F(3030-3031-3505-3615)は,山陽電車公式SNSで Last Run ヘッドマークが2021年5月6日から5月21日まで掲出されることが予告されていましたが,新型コロナウィルスによる緊急事態宣言継続のためヘッドマークの掲出は中止となり,2021年5月21日に普段どおりの姿で通常営業運用を終えました。
しかし,当初5月29日の予定から6月26日に延期された「3030号さよなら記念貸切列車」イベントでは,通常営業運用末期に掲出される予定だった Last Run ヘッドマークを掲出。
東須磨から途中明石までは別れを惜しむようにゆっくりとした足取りで,終着駅東二見に向かいました。
2年間,ヘッドマークも季節にあわせた復刻版を掲げたり,時には3両編成になって更に注目を浴びながら走ってきました。
山電を日頃利用しているときに思いがけず復刻ツートンカラーを見かけると何か幸せな気持ちになれたものでした。そのささやかな幸福感ももう期待できないのかと思うと寂しいですね。
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
3000系リニューアル未施工鋼製車のみで組成された編成として最後まで通常運用に残っていた3028F(3028-3029-3614)に,2021年6月3日頃から8日まで Last Run ヘッドマークが掲出されました。
この編成のヘッドマークに描かれた車両のイラストは,旧塗装時代に潮干狩ヘッドマークを掲出した姿が描かれています。
2021年6月8日が最後の営業運行となりました。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言下のため,3026Fの時のような Last Run ヘッドマーク掲出の事前予告はなく,掲出期間も短く,運行されても短時間の日が多く,なんとかかんとか撮影できたという感じでした。
2019年7月から山陽電車の旧標準色復刻ツートンカラーとなって運行されていた3000系3030F4連が,5月21日に通常運行を終えました。
5月6日からはLastRunヘッドマークを掲出して最後を飾る予定でしたが,新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言期間中のため,残念ながら取り止めとなりました。
まだアップできてなかったこの春の3030Fヘッドマーク掲出の姿を・・・
山陽電鉄沿線には多数の観梅スポットがあり,かつて観梅シーズンに山陽電鉄で「山陽沿線 観梅」ヘッドマークが掲出されていたことがありました。
2021年の観梅シーズンに「山陽沿線 観梅」ヘッドマークが3月4日から3月16日まで,旧標準色復刻ツートンカラー3000系3030F4連に掲出されました。
上り方3030号車には1990年・・・
下り方3615号車には1991年・・・
に掲出されていたものの復刻版です。
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
2021年4月12日から4月28日まで,3026F(3026-3027-3613)にLast Run ヘッドマークが掲出されました。
今回のヘッドマークに描かれた車両のイラストは,旧塗装時代であるだけでなく運行標識板を使用し,3613号車は幌を装着していた頃の姿が描かれています。 ヘッドマークの表記と山陽電車公式SNSの記述のとおり2021年4月28日が最後の営業運行となりました。
ヘッドマーク掲出期間中,平日は朝から晩までずっと走っている日が多かったようですが,土日は朝夕だけチョコっととか,サラリーマン撮り鉄で密にならないよう配慮が行き届いた運用でした。(笑)(涙)
山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。
2020年9月17日から9月30日まで,3032F(3032-3033-3611)にLast Run ヘッドマークが掲出されました。
今回も旧塗装時代の前面のイラストが描かれ,運用された期間が記されていますが,これまでの多くのLast Run ヘッドマークと異なるイメージのデザインとなっています。
ヘッドマークの表記と山陽電車公式SNSの記述から2020年9月30日で引退のようです。
この編成は,3022Fの神戸方2両(3022-3023-)と3032Fの姫路方1両(-3616)が2017年1月1日付で廃車された際に,両編成の残りの車両で3032-3033-3502-3611の4両編成に組成されました。
その後3502号車を外して3両編成に変更され,そのまま最後まで運用されました。